長野県産シャルドネ100%の「ブラン・ド・ブラン」です。
シャルドネの果実味を表現するために樽は使用していません。
ソラリスのスパークリングはびん内二次発酵後の長期熟成が大きな特徴です。
長期の熟成においても損なわれることのない軽やかな果実香と繊細な泡や複雑な風味が調和。
一本一本手作業でデゴルジュマンしています。
小諸のシャルドネの特徴を生かす、ドザージュをしない自然な辛口、ブリュット・ナチュールです。
外観は輝きのあるレモンイエローで、細かな泡がゆっくりと持続的に立ちあがります。
フレッシュな柑橘のニュアンスや花の香りに加え、ブリオッシュなどの熟成香も出始めています。
口に含むとスムーズな泡がとても心地よく、長期の熟成からくるボリューム感を持ち合わせながら、ブリュットナチュールらしい軽やかさを合わせ持つ飲み飽きしないバランスの良い味わいに仕上がっています。(島崎大)
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「日本の風土で、世界の銘醸ワインと肩を並べるプレミアムワインをつくる」
このソラリスの考えはもちろんスパークリングワインづくりにおいても例外ではありません。
私達マンズワインは1990年代から瓶内二次発酵でのスパークリングワインづくりに取り組んできました。
この経験、技術の積み上げを経て、最高の品質のスパークリングワインを作るために、考えられることは全て実行するようにしています。「味わいに厚みをもたらしてくれる澱との接触時間をできるだけ長くとる」、「デゴルジュマン(澱引き)してからはできるだけ早く楽しんでいただきたい」等々、「言うは易し」を一つ一つ実現したスパークリングワインがこの「ソラリス 千曲川シャルドネ メトッド・トラディッショネル ブリュット」です。
さらに40年以上栽培を続けている、ここ小諸が生み出してくれるシャルドネは、その特徴からドサージュ(甘味を加えること)しないほうがよりおいしくピュアな味わいを楽しめる、と考えてブリュット・ナチュール(ノン・ドサージュ)で仕上げています。
ソラリスでの妥協のないワインづくり、私たちのこの取り組みをスパークリングワインでも感じてください。
西畑 徹平


商品名の「メトッド・トラディッショネル」とは伝統的な方式という意味で、スパークリングワインの代表格、シャンパーニュと同様の瓶内二次発酵の方式でつくられています。大変手間のかかるこの方式、マンズワインは1990年代から挑戦を始めています。「当時は瓶口を凍らせずにデゴルジュマンして、下手すると半分くらいこぼれて、ということもあった(現 代表取締役社長 島崎大)」
そんな挑戦を繰り返しながら経験、技術を積み上げてきました。2000年代に入っても瓶内での二次発酵がうまく進まなかったり、ルミアージュ(澱を壜口に集める作業)もすべて手作業で行うなど、様々な困難を乗り越え、2008年に「ソラリス 信州シャルドネ メトッド・トラディッショネル・ブリュット 2005」がリリースされました。

瓶内二次発酵での特徴の一つが旨味。発酵を終えた酵母が澱となって沈殿した後、瓶の中でワインと一緒に熟成する事で、酵母由来の旨味がワインに溶け込んで複雑な味わいになります。ソラリスでは、できるだけ長い期間熟成させることに取り組んでおり、それがこのワインの大きな特徴となっています。シャンパーニュではこの熟成期間が法律で定められていて、ノン・ヴィンテージ・シャンパーニュで15か月、「ミレジメ」と呼ばれる、作柄が良かった年のみのぶどうで作るヴィンテージ・シャンパーニュは36か月とされています。今回の2016年ヴィンテージでは約50か月の熟成期間を経て、デゴルジュマンされ出荷されています。
「品質が上がるなら待つ」単純ですが実は様々な事情で難しいこのことにも妥協せず取り組んでいます。


スパークリングワインは、デゴルジュマン(澱引き)した時から、それまでの還元的熟成が酸化的熟成に移り変わります。同時に、コルク栓の場合は炭酸ガスが少しずつ抜けてしまい、長く置いておくとガス圧が下がってしまいます。
「デゴルジュマンしたらすぐ楽しんでほしい」このことを実現するためにソラリスでは、デゴルジュマンを一度に行わず、出荷状況に応じてその都度行っています。時には約100~200本程度という極少数の単位で、1本ずつ手作業で行います。さらにこの1本ずつの作業は、まれにある泡の弱いボトル等、異常を見つけ出し出荷させない対応も可能にしています。
また、西畑からは「デゴルジュマン日は瓶に印字しているので、デゴルジュマン日による違いも楽しむことができます」というコメントも。
かなりマニアックですが、こんな楽しみ方も是非。


このシャルドネが栽培されている小諸市は、冷涼な気候、十分な日照時間、はっきりとした昼夜の寒暖差があるのが特徴です。
そんな理想的な環境のなかでゆっくりとぶどうが糖度を高めていくことで、程よい成熟度と爽やかな酸を併せ持った美しいシャルドネを収穫することができています。
シャンパーニュでは、高めの酸味とのバランスを取ることを主な目的としてデゴルジュマンを行う際にドザージュと呼ばれる甘味の調整を行うことが一般的です。小諸ワイナリー周辺で育つシャルドネの酸は、シャンパーニュほど高くありませんので、こういった土地の特徴を考えるとドサージュしない方が、よりおいしく、より強くテロワールを感じて楽しんでいただけると考えて、ブリュット・ナチュール(ノン・ドサージュ)で仕上げています。
甘みを加えなくてもバランスがとれる、小諸のシャルドネならではの味わいをお楽しみください。


テイスティングコメント
外観は輝きのあるレモンイエローで、細かな泡がゆっくりと持続的に立ちあがります。フレッシュな柑橘のニュアンスや花の香りに加え、ブリオッシュなどの熟成香も出始めています。口に含むとスムーズな泡がとても心地よく、長期の熟成からくるボリューム感を持ち合わせながら、ブリュットナチュールらしい軽やかさを合わせ持つ飲み飽きしないバランスの良い味わいに仕上がっています。(西畑 徹平)
ワインデータ
品種:シャルドネ
収穫地:長野県小諸市
栽培方法:マンズレインカットを使用した垣根栽培
仕込日:2016年9月5日
ティラージュ:2017年5月25日
デゴルジュマン:びん肩部に表示
醸造責任者:松本信彦、島崎大
タイプ:辛口
生産本数(ティラージュ):1,722本