ソラリス ル・シエル 2021 [日本ワイン]

価格: ¥6,600 (税抜 ¥6,000)
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白 辛口 酸味ほどよい

小諸ワイナリーに隣接する「Le Ciel」と名付けたひと続きの畑から、3品種のぶどうを同日に収穫し、一緒に搾って発酵させる “混醸”と呼ばれる製法で造りました。シャルドネ、信濃リースリング、ソーヴィニヨン・ブランを使用しています。その土地ならではの風土や個性を意味する“テロワール” の表現にフォーカスしたワインです。

外観は輝きのあるやや緑がかった淡い黄色。豊かな白桃や洋梨などのフルーツの香りに、白い花のニュアンスも感じます。アタックは柔らかくボリューム感のある生き生きとした果実味を感じ、そのあとからしっかりとした酸味が現れて爽やかな飲み口にしてくれます。余韻は長く、きれいな果実味にかすかに旨味を感じます。それぞれの品種の要素が融合したアロマティックで爽やか、そして深みのあるワインに仕上がりました。(西畑 徹平)

日本ワインコンクール2022 [欧州系品種 国内改良等ブレンド 白 ]部門 銀賞(部門最高賞)

味わいチャート
ソラリス醸造責任者「西畑」の想い

小諸ワイナリー醸造責任者 西畑徹平小諸の土地のテロワールを表現することを目指し、フィールドブレンド(混醸)にチャレンジする「ソラリス ル・シエル」。2ヴィンテージ目となる2021年は、ファーストヴィンテージの2020年とは違う個性のワインが出来ました。
まだ収穫日の決定なども試行錯誤で、永年この畑を見てきた経験と感性を頼りに行っている段階ですが、この2ヴィンテージにも違う表情(ヴィンテージ由来)と共通のニュアンス(土地由来)がありテイスティングする際はいつも楽しませてくれています。ソラリス ル・シエルは、是非、ヴィンテージごとの違いも楽しんでいただきたいワインです。
また、熟成による発展性も未知数ではありますが楽しみなワインですので、これから長い目で見守っていただければ幸いです。

「小諸」という土地、テロワールの表現
醸造方法として「混醸」を採用

新たに混醸にチャレンジしたのは、個々のぶどう品種ではなくその土地・区画でのタイミングで収穫し、より長い時間共に育てることでアッサンブラージュ以上の複雑さ、そしてハーモニーが生まれ、小諸の土地のテロワールを表現できる可能性があるのではと考えたからです。

現代の一般的なブレンドワインの多くは、「アッサンブラージュ」という方法で、品種ごとに栽培、醸造してワインになった状態でブレンドします。一方で「混醸」は、複数品種のぶどうを一緒に搾って発酵させる醸造法です。ル・シエルのワイン造りは、同じエリアの同じ日に収穫したぶどうを混醸する「フィールドブレンド」と呼ばれるもので、近年世界的にも再認識されています。より畑の特徴を引き出すアプローチの一つと考えています。

今回、「お客様が喜ぶテロワールの表現されたおいしいワイン造り」を模索する中で、小諸にシャルドネ、信濃リースリング、ソーヴィニヨン・ブランの3品種が良く出来る土地を見つけることができました。
また、数十年に及ぶ栽培・醸造の経験から、それぞれの品種の特徴をつかんでもいます。品種の割合は、最終的なワインの個性に影響を与えますので、その畑のぶどうの個性を深く理解していることも重要なポイントです。

「混醸」に取り組む下地が十分に整い、「小諸」という土地の新たな可能性をひき出すことにチャレンジできたのです。

シャルドネ・信濃リースリング・ソーヴィニヨン・ブラン
混醸とアッサンブラージュの違い

アッサンブラージュはそれぞれの品種にあったタイミングで収穫し、出来上がったワインを好ましいと思うバランスに調整できるため、造り手のイメージしたワインに組み立てることが出来ます。反面、人の及ぼす影響は大きくなります。
混醸は畑全体のタイミングを見て収穫するため、そこですべてのバランスが決まります。そのため、よりその土地、品種への理解が必要になり、出来上がったワインにはよりテロワールが表現されると考えています。

混醸
アッサンブラージュ
畑畑

小諸ワイナリーに隣接した自社管理畑で、シャルドネのトップキュヴェ「ソラリス 小諸 シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ」の畑とは道を一本隔てた場所にあります。
標高670~680mに位置したゆるやかな南向き斜面で、土壌は埴壌土(粘土がかなり多いが少し砂も含まれる)です。ぶどうは「ル・シエル」に使用した3品種の他に、メルローも植えられています。
ワイン名「ル・シエル」はフランス語に由来する「空」「天」を意味する言葉で、畑のある「天神」とよばれる地名(小諸市諸字天神、及び小諸市西原字天神前にまたがる)から命名しました。


 
天神地区の地図
収穫

3品種を同日に収穫します。
畑のそれぞれの品種の熟度の違い(糖・酸のバランス、香り成分の熟度など)を見極めて収穫のタイミングを決めます。この3品種の熟度を見極めることは非常に難しく、長年の経験と日々の観察力が必要とされ、栽培管理の技術があってこそできるワインだと考えています。



収穫 
醸造畑

3品種(シャルドネ約55%、信濃リースリング約30%、ソーヴィニヨン・ブラン約15%)を混合で全房プレスします。そうして得られた酸化が抑えられたクリアーな果汁を発酵させることで、それぞれの品種の相互作用、果汁の段階から混ざることで沈殿するもの、溶けやすくなるものがあり、より品種間の調和が取れると考えています。
発酵・熟成には450Lの大きめの樽(古樽)とステンレスタンクを併用し、樽の影響をおだやかにしています。
全体として過度な装飾をしないぶどうの個性を生かした醸造を心がけています。


 
2020年と2021年ヴィンテージの違い

2020年は9月から11月まで好天で暑い日が続いたため、酸が落ちるスピードが速く、ル・シエルの収穫は9月23日でした。シャルドネと信濃リースリングは、糖度は低めでやさしい味わいの年でした。そのため、非常に香りがよく出た年となったソーヴィニヨン・ブランの個性が表に出て、柑橘や花のはつらつとしたアロマが魅力的で爽やかなワインとなりました。

それに対して2021年は、9月上旬の雨の後は涼しく良く晴れた日が続いたため、酸の低下は緩やかで、ゆっくりと成熟が進み、ル・シエルの収穫は10月6日まで待つことが出来ました。3品種とも酸度・糖度ともに高いレベルでバランスがとれた理想的なぶどうの出来となりましたので、ワインはボリューム感や厚みを感じる果実味の中にアロマティックで爽やかな要素を持ち合わせた深みのある味わいとなっています。

ワインノート
ソラリス ル・シエル 2021ソラリス ル・シエル 2021

小諸ワイナリーに隣接する「Le Ciel」と名付けたひと続きの畑から、3品種のぶどうを同日に収穫し、一緒に搾って 発酵させる “混醸”と呼ばれる製法で造りました。シャルドネ、信濃リースリング、ソーヴィニヨン・ブランを使用して います。その土地ならではの風土や個性を意味する“テロワール” の表現にフォーカスしたワインです。 外観は輝きのあるやや緑がかった淡い黄色。豊かな白桃や洋梨などのフルーツの香りに、白い花のニュアンスも 感じます。アタックは柔らかくボリューム感のある生き生きとした果実味を感じ、そのあとからしっかりとした酸味が 現れて爽やかな飲み口にしてくれます。余韻は長く、きれいな果実味にかすかに旨味を感じます。それぞれの品種の要素が融合したアロマティックで爽やか、そして深みのあるワインに仕上がりました。(西畑 徹平)

販売価格:6,600円(税込)

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