小諸市大里地区の自社管理及び契約栽培畑の信濃リースリングを使用しています。
信濃リースリングは、リースリングを父、シャルドネを母としてマンズワインが独自に交配したぶどう品種で1991年に品種登録されました。リースリングからのとても華やかな香りとシャルドネからのふくよかさをあわせ持つマンズワインのオリジナル品種です。
「クリオ・エクストラクション」は収穫したぶどうを凍らせてから溶けてくるところを搾る製法です。
凍る過程で果皮の細胞壁が破壊されて成分が抽出されやすくなるため、非常に香味の優れた果汁が得られます。
大変な手間と時間がかかり、果汁は通常のわずか1/3くらいしか取れません。その贅沢に使用した原料から品種の特長を引き出した、きわめて濃厚な甘口ワインです。
ヴィナリ国際ワインコンクール2023 グランド・ゴールド(Grand Or)受賞
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ヴィナリ国際ワインコンクールは、1994年に創設された、フランス醸造技術者協会主催の権威ある国際ワインコンクールです。ISO9001(国際品質規格)の認証を受け、OIV(国際ブぶどう・ワイン機構)、UIOE(国際ワイン醸造技術者協会)、VINOFED(国際上級ワインコンクール連盟)という、世界のぶどう・ワイン業界に最もコミットする3つの国際機関の後援を受ける、世界でも類のない権威ある国際ワインコンクールです。
本年は、世界の444の生産者から2,234点のワインが出品されており、670点の受賞ワインのうち、日本ワインはマンズワインの「ソラリス」の3品のみです。
その内、「ソラリス千曲川 信濃リースリング クリオ・エクストラクション2021」は、最高位のグランド・ゴールド(Grand Or)を受賞しました。さらに、97点という高得点で甘口部門における最高得点賞「パルム・デ・ヴィナリ(La Palmes des Vinalies)」も獲得しています。
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醸造責任者 西畑より喜びのコメント
このたび、ヴィナリ国際ワインコンクール2023で3つのワインが名誉ある賞をいただくことができました。またその内、「ソラリス千曲川 信濃リースリング クリオ・エクストラクション2021」は、グランド・ゴールド受賞品の中で、甘口カテゴリーにおける最高得点賞「パルム・デ・ヴィナリ」を受賞しました。世界各国から数多くのワインが出品される大規模な、いわば世界大会ともいえるコンクールにおいてカテゴリートップの賞をいただいたことに対して、正直なところまだ実感が湧いておりません。
最高得点賞をいただいた「ソラリス千曲川 信濃リースリング クリオ・エクストラクション2021」に使用しているぶどう品種「信濃リースリング」は、マンズワインが独自に交配したぶどう品種で、小諸ワイナリー周辺で30年以上栽培の歴史があります。今この品種でワインを造ることができているのは、1988年10月に小諸を襲った大雪害があったにもかかわらず、ぶどう栽培を続けようと言ってくださった契約栽培農家の皆さんのおかげです。私たちの契約栽培者の中にはご高齢の方もたくさんいらっしゃいますが、世界一(もちろん世界の全てのワイナリーが出品しているわけではないのですが)の名誉をいただくようなことは人生においてそうそうあることではないと思います。今回の受賞は、こういったぶどう栽培農家の方はじめ私たちのワイン造りに関わってくださったすべての方への心からの感謝とともに、喜びを共有させてもらえればうれしく思います。
ヴィナリ国際ワインコンクールは、フランス醸造技術者協会の主催で、ワインの醸造家が審査員を務めます。同じワインの造り手に評価をいただけた、また最高得点をつけていただけたことで特別な喜びも感じています。フランス留学時代、ボルドー大学の醸造士のコースで私のことを助け、支えてくれた仲間たち、そして留学を通して支えてくれた仲間たちにも改めて感謝を伝えたいし、おかげでよい仕事ができているよ、ということも伝えたいと思います。
私たちマンズワイン小諸ワイナリーのメンバーは
「健全で完熟したぶどうでワインを造る」
というワイン造りにおける最も基本的で最も重要なことを、いかにこだわり、レベルを高め、徹底してやりきるか、そして自己の中で誇れる仕事をするということを信条として日々の作業に取り組んでいます。また、このことはワイナリーのメンバーだけでなく、1971年から続く契約栽培農家の皆さんともずっと取り組んできていることです。そんな私たちのワインが世界のワイン醸造家により評価されたことで、この日々の取り組みが間違っていなかったと思えたことは、今後のワイン造りの大きな自信と励みになります。

今後も、いかによいぶどうを育てるか、という最も基本的なことに妥協せず徹底的に取り組み続け、いつか世界中のワインラバーの方々から、「日本の、長野の、小諸の味わいが表現されたワインだ」と評価されるようなワイン造りを目指していきたいです。
最後に、近年私たちマンズワインだけでなく、日本ワインが世界の舞台で評価されるニュースが度々聞かれるようになってきました。このことは日本でワイン造りに携わる身として非常に心強く思っています。日本の土地で造られたワインが世界に知られるようになることは日本でワイン造りをする人にとってはこの上なくうれしいことです。私たちマンズワインもさらによいワインが造れるようまだまだやらなければならないことがありますし、やれることを見つけて取り組んでいきたいです。そして、日本のワイン造りが末永く続いていける道を少しでも拓いていきたいと考えています。
マンズワイン 西畑 徹平

醸造責任者の西畑と栽培の水瀬
ソラリスシリーズ SOLARIS(ソラリス)とは、ラテン語で「太陽の」 栽培 マンズワインは日本の中で、比較的降水量が少なく、 |
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ソラリスになる赤ワイン用ぶどうは、除梗機にかけた後、 |
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