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ソラリス 千曲川 ソーヴィニヨン・ブラン 2022 [日本ワイン]

価格: ¥4,400 (税込)
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味わい:

ソーヴィニヨン・ブランの個性を最大限引き出した小諸の白

小諸市大里地区の自社管理畑のソーヴィニヨン・ブランを使用しています。香りを最大限に活かすため、早朝に収穫しすぐにワイナリーへ運んで仕込を行います。ホールバンチプレス(除梗せずに房ごと搾ること)した果汁をステンレスタンクで発酵・育成しました。 年によってそのニュアンスを変えるソーヴィニヨン・ブランならではの豊かな香りと酸味が魅力的なワインです。

輝きのあるグリーンイエロー。ミント、レモンバーム、バジル、グレープフルーツ、ライムのような爽快感がある香り。はっきりとした酸味はまるで新鮮なグレープフルーツをかじった時のようなジューシーな味わいを連想させます。中間からフィニッシュまで果実味と酸味のはっきりとした力強さが楽しめます。

日本ワインコンクール2023 [欧州系品種 白]部門 金賞

<「ソラリス」シリーズ ラベル保護フィルム装着取り止めのお知らせ>
「ソラリス」シリーズはお客様のお手元まで高い品質を保つために、ワイナリーの定温倉庫での保管、クール便による配送を実施しています。商品到着後、常温に戻した際に生じる“結露”からラベルを保護することを目的として、これまでプラスチック製ラベル保護フィルムを取り付けておりました。しかし、このたび脱プラスチックによる環境負荷低減の取り組みの一環として、ラベル材質の検討をおこない“結露”に強いものに変更することで、このプラスチック製ラベル保護フィルムの装着を順次取り止めさせていただきます。

品種 ソーヴィニヨン・ブラン
ぶどう産地 長野県小諸市大里地区
内容量 750ml
ALC(アルコール分) 13%
タイプ ロゼ オレンジ スパークリング ジュース
味わい 辛口
酸味 ほどよい
飲み頃温度 8-10℃
醸造責任者 西畑 徹平
ソラリス千曲川ソーヴィニヨン・ブラン2022

「ソーヴィニヨン・ブランの適地小諸でのグレートヴィンテージ」

豊かなアロマと爽やかな酸味が魅力のソーヴィニヨン・ブラン、私は「香りのないソーヴィニヨン・ブランに意味は無い」と考えているほど、香りは重要な要素です。
ソーヴィニヨン・ブラン独特の香りを表現することがこの品種でワインをつくる一番の面白さだと考えていますが、多くのエリアで、香・酸・糖のピークのタイミングがバラバラになってしまうため香り豊かで素晴らしいワインをつくることがとても難しい品種の一つです。

しかし、ここ小諸では、長年の取組の経験から香・酸・糖のピークが同時に迎えることが多く世界的に見てもソーヴィニヨン・ブランの適地だと考えています。

そのような適地でさらにすばらしい気象条件が重なったのが2019年です。
涼しい秋のおかげで、収穫日をソラリスのソーヴィニヨン・ブラン史上最も遅い10月1、2日とかなり遅くまで待つことができました。

非常に香り高く、糖、酸ともに高いレベルでバランスしたグレートヴィンテージの2019年。
是非このワインからこの土地のソーヴィニヨン・ブランの香りを体験していただきたいと願っています。

小諸ワイナリー醸造責任者 西畑 徹平

小諸ワイナリー醸造責任者 西畑 徹平

ソーヴィニヨン・ブランの香りを最大化する取り組み

グレープフルーツやツゲのようなソーヴィニヨン・ブラン特有の香りはとても面白い特徴を持っています。実はこの香りはぶどうの果汁の状態では香らないのです。
チオール化合物と呼ばれるもののいくつかがこの特徴香を持っていて、発酵することで初めて香りとして出てきます。
人間の唾液に含まれる酵素も同様の働きをしてくれるので、収穫時期の決定には毎日食べて確認をしています。

また栽培では、ぶどうの収穫を一般的な指標である糖度と酸度の熟度だけを見て高めていくと、香りの素となる成分が減少してしまう可能性もあります。かといって香りを重視して早くとりすぎても、酸味が強い、味のバランスが取れていないワインになってしまいます。

このようにとても面白く、とても難しい香りにマンズワインは長年取り組んでいます。

ソーヴィニヨンブラン

取り組みの歴史

マンズワインでは、ソラリスのラインナップに魅力的な個性をもったソーヴィニヨン・ブランを加えたいと考え、2005年に小諸市大里地区、ワイナリーの南側に隣接した畑で栽培を始めました。
当初は最大の魅力である香りがなかなか出ませんでしたが、経験を積み重ねることで収穫時期の見極めがつくようになり、また研究報告から早朝収穫を導入する等、様々な試行錯誤を重ねてきました。そうして特徴がはっきり出たワインが初めて出来た2010ヴィンテージから「ソラリス」としてリリースすることとなりました。
2016年には小諸の別のエリアに畑を拡張。今回の2019年は、異なる個性をもったこの区画のぶどうが入る初めてのヴィンテージとなります。

栽 培

栽培においてはその香り成分を出来るだけ多い状態で収穫できるように取り組んでいます。そのためには収穫時期の見極めが非常に重要になります。定期的な糖度や酸度の分析に加え、収穫時期が近くなると毎日実際にぶどうを食べて香りも確認します。
また、ソーヴィニヨン・ブランの特徴香をもつチオール化合物は、銅と結合すると無臭化してしまうので、銅を含むボルドー液の使用を制限しています。

収 穫

収穫時間はソーヴィニヨン・ブランの特性にあわせて、早朝6時くらいから実施しています。これは、ぶどうの香りが一日の中で早朝にピークを迎える生理的特徴から、ワインの香りを最大化するために取り組んでいます。

ソーヴィニヨンブランの畑

仕込み

ソーヴィニヨン・ブランの香りは、特に酸化に弱く、一度酸化してしまうと香りが戻ってくることはありません。そのため、いかに酸化させないか、仕込みから瓶詰めまで細心の注意を払いながら実施しています。酸化の原因の一つにポリフェノールがあります。ぶどうは傷つくとポリフェノールが出てきてしまい、酸化が進んでしまいます。(果物が傷つくと茶色に変色し風味が落ちてしまう現象)そのため、仕込みはぶどうを房ごと仕込む「ホールバンチプレス※1」を採用しています。この方法は房のまま搾汁するため、ぶどうが傷つけず、また酸素に触れない状態の果汁を得ることが出来ます。
「香り成分は皮にあるからスキンコンタクト※2したほうが良いのでは?」と専門的なご質問をいただくことがあります。醸造責任者の西畑によると「確かにスキンコンタクトをすると香り成分が増えますが、一方でポリフェノールも増えることで香り成分が失われもします。ソーヴィニヨン・ブランで実施していない理由は、ボルドー大学で、この二つの要因がトータルで見ると香りが減ってしまうと学んだからです」

※1 ホールバンチプレスとは、ぶどうを除梗せず、房(=bunch)のまま搾汁する方法です。梗(こう。葡萄の粒がついている小さな枝)からぶどうの粒を分離する「除梗」という作業は、果汁を搾りやすくしたり、梗の持つ不快な香りや味がワインにつくことを避けるため行われます。しかし、作業の中でぶどうが傷つき酸化してしまうデメリットがあります。ホールバンチプレスでは、この除梗をしないので、搾る直前までぶどうが傷つかず、酸化の少ない果汁でワインを仕込むことができます。
※2 スキンコンタクトとは、「果皮との接触」という意味で、マセラシン・リミテとも呼ばれる仕込み方法です。ぶどうの皮に多く含まれる香り成分をより抽出するために、ぶどうを除梗・破砕した後、短時間(場合によって数時間から数日間)果汁と果皮を浸漬した後に搾汁する方法。
仕込み

新たな香りを付与する新区画

今回の2019年ヴィンテージから、従来からのグレープフルーツのような柑橘系の香りが特徴的な天神地区に、新たにトロピカルフルーツ系の香りが特徴の西原地区のぶどうが加わりました。2016年に植え付けたこの区画では平垣根方式を採用しているため、より日光が当たることからこの特徴につながっているではと考えています。
新たな香りが加わり複雑さを増したことで、さらに香り高いワインに仕上がりました。

ソーヴィニヨンブランの果実

ソーヴィニヨン・ブランの適地、小諸

醸造責任者 西畑は「ここ小諸は世界的に見てもソーヴィニヨン・ブランの適地だと思う」と考えています。
西畑によると「まずは小諸の気象が要因と考えられます。暑いエリアだと香りのピークが低くなり、最高のタイミングでの収穫がどうしても難しくなります。小諸は標高600m以上の冷涼な土地なので、香りのピークが最大化したタイミングでの収穫が行いやすいと思います。
また、ソーヴィニヨン・ブランは酸、糖に加えて香りも含めた3つの要素それぞれが調和した時に収穫することが理想ですが、この品種に適さないエリアではそれぞれのタイミングがバラバラになることが多いと思います。しかし、ここ小諸では3つの要素が調和したタイミングで収穫できることが多くなっていて、それはおそらく小諸の気象条件や土壌等々、様々な要素が重なってこのような適地となっていると考えています。今後も同様なことが続いていけば、世界的銘醸地として小諸が知られるようになるかもしれません。」

ソーヴィニヨンブラン

適地・小諸でのグレートヴィンテージ、2019年

ソーヴィニヨン・ブランの適地と考える小諸で、さらに好気象条件が重なり素晴らしいワインができたのが2019年です。
白ワイン用ぶどうの収穫時期の重要な決定要素として「酸」があります。酸は暑いとどんどん落ちてしまい早く収穫せざるを得ません。そうすると結果として完熟しきっていないぶどうを収穫することになってしまいます。2019年はお盆以降、涼しい秋となり、酸が早く落ちることなく、ゆっくりと完熟することができました。もちろん、ぶどうを病害から守り、完熟まで待つことを可能にする「マンズ・レインカット栽培法」も効果を発揮しました。通常、シャルドネ、信濃リースリングより先に収穫されることが多いソーヴィニヨン・ブランなのですが、この年は3品種の中で最も遅い10月1、2日に行われ、ソラリスとしてリリースするようになってから一番遅い収穫でした。香りと酸を保ったまま、ゆっくり時間をかけて熟成したことでグレートヴィンテージと呼べる素晴らしい香りと味わいのワインに仕上がりました。

ソーヴィニヨンブラン
ソラリス 千曲川 ソーヴィニヨン・ブラン 2022
ソラリス 千曲川 ソーヴィニヨン・ブラン 2022

テイスティングコメント
輝きのあるグリーンイエロー。ミント、レモンバーム、バジル、グレープフルーツ、ライムのような爽快感がある香り。はっきりとした酸味はまるで新鮮なグレープフルーツをかじった時のようなジューシーな味わいを連想させます。中間からフィニッシュまで果実味と酸味のはっきりとした力強さが楽しめます。
ワインデータ
品種:ソーヴィニヨン・ブラン種
収穫地:長野県小諸市大里地区
栽培方法:マンズ・レインカットを使用した垣根栽培
仕込日:2022年9月28日、10月4日
びん詰日:2023年4月5日
醸造責任者:島崎 大、西畑 徹平
タイプ:辛口

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