京料理木乃婦の三代目主人 高橋氏監修、日本料理とのマリアージュを追求した甲州
四季折々、素材の持ち味をいかす日本料理をさらなる高みに導くことを求め、透き通るような美しいワインができました。
「しふく(仕覆)」は大切な茶道具を包む袋。
包み込むように慈しみ育てた甲州ぶどうのワインづくりは、日本美の象徴とも言える茶道からも着想を得ています。
美の競演が織りなす新たな和の世界をお楽しみください。
品種 | 甲州 |
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ぶどう産地 | 山梨県 |
内容量 | 750ml |
ALC(アルコール分) | 12% |
タイプ | 赤 白 ロゼ オレンジ スパークリング ジュース |
味わい | やや辛口 |
酸味 | さわやか |
飲み頃温度 | 8-10℃ |
栓 | コルク |
日本料理を引き立てるすっきりとして穏やかな香り、フレッシュな和柑橘を連想させる酸味と柔らかな口当たりのワインです。
甲州種の苦味を抑えながらも、フィニッシュで甲州種らしい苦味のニュアンスがかすかに感じられます。すっと消えていく後味で次の一箸が自然にすすみます。
日本料理に合うワインを造るために、しふくでは遮光甲州ぶどうを使用しております。
この甲州ぶどうの栽培における着想は茶道です。茶道は最高の茶を求めて抹茶にたどり着きました。その抹茶は茶畑を葦簀(よしず)や藁などで覆い陽の光を遮って育てることでやわらかい旨みが引き出されます。この栽培方法に倣い、醸造用ぶどうの栽培において本来行わない遮光を試みました。甲州ぶどうを一房一房を手で袋をかけて慈しみ育てています。あえて遮光をすることにより、苦味を抑え透き通るような口当たりが生まれました。
さまざまな試みを繰り返し、凛としつつしなやかで気品のある味わいへと仕上がりました。
1房1房丁寧に袋をかぶせ、遮光することにより遮光甲州ぶどうを作りあげています。
遮光することで甲州ぶどうのピンクや紫といった色とは全く異なり、通常のぶどうよりもポリフェノールが少ないのが特長です。これにより苦味が抑えられ透き通る味わいが実現しています。
仕覆(しふく)という漢字であらわされるこのワイン。
そもそも「仕覆」とは、茶入などの大切な茶道具を包む袋のこと。遮光にて栽培する甲州ぶどうはまさにこの仕覆で包まれた茶道具を連想させます。このワインを象徴する遮光栽培の袋かけを、貴重なものを包む仕覆に見立て、至福のひとときをお届けしたいという想いを込めて「しふく」と名付けました。
高橋氏はしふくの生みの親といっても過言ではない料理人でありシニアソムリエの資格を持つ「京料理 木乃婦」三代目主人。
※「高」は「はしごだか」
高橋氏が島崎社長へ「日本の料理にどのように合わせようと思ってワインをつくっているのか」という質問をしていなかったなら、今の「しふく」は存在していなかったでしょう。
「しふく」は高橋氏の監修のもと完成した日本料理に合う究極のワインなのです。
初めは手探り状態で、何らか手を付けて良いのか全くわかりませんでした。そこで、木乃婦の高橋さんから日本料理に合う日本酒やワインがどのような特徴があるのかということを伺い、いろいろと調べました。
そこで、次の3つのポイントがわかってきました。
1. 主張せずまとまった味わい
2. ボリューム感
3. 後味に雑味がない
といったことでした。
今回の「しふく」は、この3つの特長をしっかりと織り込んだワインとなっております。
開発には3年かかってしまいましたが、四季折々の日本料理に合うワインだと確信しております。是非、日本料理とのマリアージュをお楽しみください。