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ソラリス ブランデー “龍眼”1986 新発売

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マンズワイン小諸ワイナリー 歴史の一ページ

このブランデーの元になるワインを醸し、蒸留し、熟成したマンズワイン小諸ワイナリーは、1973年に「龍眼」の栽培とともに誕生しました。
「龍眼」は長野県で「善光寺ぶどう」とも呼ばれる中国原産のぶどう品種です。「龍眼」からつくられるワインは、すっきりとした爽やかな酸味が特徴で、この酸味が蒸留中に豊かな香りを形成します。ワインは、フランスのコニャックから輸入した銅製の単式蒸留器「ポットスティル」で丁寧に二度蒸留され、オーク樽で2019年までゆっくりと熟成しました。
今回のブランデーは、日本ワインを原料に、30年以上熟成した単一ヴィンテージの大変貴重なものというだけでなく、小諸ワイナリーのルーツが詰まった一本です。その歴史とロマンに想いをはせながら、長い時の流れだけがつくり出すことのできる本物の深い香りと馥郁(ふくいく)とした味わいを心ゆくまでご堪能いただければ幸いです。 ソラリス ブランデー“龍眼”1986が、みなさまに至福のひと時をお届けできますことを、心より祈っています。

マンズワイン株式会社代表取締役社長 島崎大
「龍眼」と小諸ワイナリー

「龍眼」は長野県で「善光寺ぶどう」とも呼ばれるぶどう品種で、ルーツは「甲州」と同じくカスピ海沿岸に数千年前に自生していたカスピーカ亜系ヴィティス・ヴィニフェラ種と考えられています。シルクロードを超えて中国に入り、日本へもたらされた甲州と同じルートをたどりながら、遅れて日本にもたらされ、長野市周辺で栽培されたものと考えられます。

龍眼とマンズワインとの出会いは1967年。当時の3代目社長・茂木七左衞門が、長野市湯福神社近くの旧家に紫色のみごとな房をつけた大きなぶどう樹を見つけたのが始まりです。
甲州に続く日本ワイン用品種を探し求めていた茂木七左衛門は、当時の醸造学の権威、坂口謹一郎博士に意見を伺いました。そして「それはおそらく善光寺ぶどうだろう。研究したら良いワインができるかも知れない。」との言葉を頂きました。勇躍マンズワインは、当時絶滅寸前ですでに幻のぶどうになりつつあったこのぶどうの調査・研究を開始します。そして、龍眼からワインを造るために生まれたのが現在の小諸ワイナリーなのです。現在、その記念すべき原木は小諸ワイナリーに移植され、その樹齢は100年を越えています。
その後、1988年の収穫直前に小諸で季節はずれの大雪が降り、龍眼の棚のほとんどが崩壊するという出来事があり、欧州系のぶどう品種へ植え替えて再スタートを切って現在に至りますが、それ以前は主に龍眼でワインを造っていました。

善光寺ぶどう
原料ぶどう

「龍眼」からつくられるワインは、すっきりとした爽やかな酸味が特徴です。先人は「龍眼の酸味を活かして最高のお酒を造りたい」と考え、「日本でもコニャックのような最高のブランデーを造りたい」という夢を描いていました。ブランデー原料としては、酸とアルコールが蒸留過程でエステルを生成し豊かな香りを形成するため、酸の高いワインが好まれます。

龍眼
蒸留

できたワインは、フランスのコニャックから輸入した銅製の単式蒸留器、「シャラント式アランビック」で丁寧に二度蒸留されます。一回の蒸留は1,500L程度で、蒸留するのに丸一日(9~10時間)かかります。1986年ヴィンテージは、5,764Lのブランデー用ワインから約470Lの原酒が得られました。

精留の蒸留経過
アランビック
熟成

蒸留したブランデーの原酒約470Lをオーク樽で1986年から飲み頃になるまでゆっくりと熟成しました。熟成の時を重ねている間に、毎年3%程度のブランデーが蒸発していきます。いわゆる「天使のわけまえ(エンジェルズ・シェアー)」と呼ばれるものです。それが33年間積み重なって、2020年に樽から出した時点で残った原酒は約128Lでした。天使に多くを献上することで、ますます美味しさが増したことでしょう。

樽
壜詰

2022年11月11日にアルコール度数40%まで加水して、同年12月20日にびん詰しました。
700mlで273本のみです。色素、カラメルなどの添加は一切しておりません。

テイスティングコメント
マンズワイン株式会社常任顧問 松本信彦

「龍眼」から造られた白色のブランデー原酒が、どのような品質のブランデーに変身するか誰にも予想できなかった。
長い年月のオーク樽での眠りから目覚めたブランデーをグラスに注いだ瞬間から部屋の中が上品で華やかな芳醇な香りに包まれた。やや赤みがかったきれいな琥珀色、非常に豊かな華やかなエステル香、ヴァニラの香りを中心としたチョコレート、コーヒー、紅茶、ドライフルーツなど複雑さを形成しており、柔らかな舌触りと上品な甘さを持つ繊細な味わいが特徴的である。

マンズワイン株式会社代表取締役社長 島崎大

やや赤みをおびた透明感あるきれいなアンバー。
グラスに注いだ瞬間から非常に豊かでたっぷりとした香りが周囲を満たす。
たくさんのエステル、チョコレート、コーヒー、紅茶、ヴァニラ、ドライプルーン、アプリコットなど極めて複雑な香りが持続的に現れる。
アタックは柔らかく、熟成したまろやかなアルコールからくる上品で控えめな甘さに、しつこさはまったくない。
全体的に軽やかで繊細な印象。

万酔園
ソラリスブランデー龍眼1986

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