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夏のおすすめワイン特集

今回は、夏にこそ飲んでほしいおすすめのワインをセレクトしました。

しっかりとした酸味が全体を引き締める、夏にふさわしい軽やかなワインです。また、信濃リースリング種は、マンズワインが独自に開発したオリジナル品種です。
メロン、青りんごのようなグリーン系の香りの中に、ユリを思わせるフローラルなアロマも。
アロマティックな香りと、すっきりとした口当たりを楽しめる辛口の白ワインです。
しっかりと冷やすとキリっとした酸が口の中に爽やかさを運んでくれます。
食事と共に時間が経過していくと華やかな香りが開いていくのも楽しみの一つです。
価格:5,500円(税込)
ステンレスタンクでゆっくりと発酵させた透明感のあるこのシャルドネは、夏こそストックしたい1本です。香は抜栓と共に開いてきて、青いりんご、アカシアなどの白い花とそれらの蜜のニュアンスが広がります。
アタックは心地よい厚みのある果実味を感じ、さわやかな酸味がフィニッシュへと続きます。
軽く冷やして、アボカドとトマトのカッペリーニ(冷製パスタ)と共にお楽しみいただくのもおすすめです。
価格:3,980円(税込)

蒸し暑い日のリフレッシュとしておすすめの1本です。
外観はかすかに黄色をおびた輝きのあるきれいなクリスタル、香りは柚子や和梨、りんごなど派手さはありませんがおだやかで優しい印象があります。辛口ですが、やわらかい酸味と適度なボリューム感があり調和のとれた味わいです。余韻に感じるほのかな苦味が落ちついた大人の甲州という印象を与えてくれます。
大葉やみょうがなどの薬味をたくさん用意して、そうめんと共に楽しんでいただくのもおすすめです。
価格:2,970円(税込)
普段飲みにぴったりな、すっきりとした飲み口の1本です。
みかんを思わせる和の柑橘に、丁子のスパイス。透明感のある色調を裏切る豊かな果実味は、いい意味でギャップに。すっきりとした酸味で、甲州ならではの心地良いほろ苦さも。しっかりと冷やしてお楽しみください。
ワイン6:炭酸水4で割って、「スプリッツァー」というカクテルで楽しむのも夏ならではです。
すっきりとした味わいの甲州がより爽やかに楽しめます。
暑さ厳しい熱帯夜にぴったりな味わいです。
価格:1,547円(税込)

暑いこの季節でも思わず飲みたくなる、軽やかで果実味溢れる赤ワインです。いきいきとした明るいチェリーに甘草のスパイス香、スミレのような華やかさも。ドライでタンニンが穏やかでスムースな味わいです。赤ワインの渋味が苦手な方にもおすすめです。
暑い日はロックアイスを入れて、すっきりと楽しむのも実はありなんです。
氷を入れるとすっきりとした味わいになり、アルコール度数も下がるため清涼感が増して夏にぴったりな飲み方の一つです。
ぜひ、お試しください。
価格:1,547円(税込)

ほどよい酸味とスパイシーなアロマは、夏でも飲み疲れない赤ワインです。
「浅間メルロー」は、マンズワインが独自に開発したオリジナル品種です。外観は輝きのあるルビー色。明るく澄んでおり、やや軽めの印象を感じます。香りはブルーベリーを思わせる香りとスパイシーなニュアンスを感じることができます。
そんなスパイシーなアロマがぴったりなカクテル「カリモーチョ」でも楽しんでみてください。
作り方は氷を入れたグラスにワイン1:コーラ1を注ぎ軽く混ぜるだけです。
レモンやライムを添えるのも良いでしょう。
スペインで人気なカクテルを日本ワインでも楽しんでみてはいかがでしょうか?
価格:2,530円(税込)
スパークリングワイン特集


ソラリス 千曲川 シャルドネ
メトッド・トラディッショネル ブリュット 2016
長野県千曲川ワインバレーのシャルドネを使用した「ブラン・ド・ブラン」です。
一次発酵後、瓶内で二次発酵を行いじっくりと熟成させ、最良のタイミングで、人の手により1本1本デゴルジュマンを行っています。
ドサージュをしない自然な辛口は、良質なシャルドネのポテンシャルを最大限まで感じさせてくれます。
時間とともに表情を変える、繊細で美しい泡をお楽しみください。

日本を代表する本格スパークリングワイン「酵母の泡」シリーズ。
山梨と長野で大切に育てられた
良質なぶどうだけを厳選しワインに仕上げています。
空気に触れさせないよう、耐圧タンク内でゆっくりと二次発酵させ、
酵母が作り出す泡をワインに溶け込ませ造られています。
キメが細かくシルクのように滑らかな「泡」は
きっとあなたを夢中にさせます。

ゴールド・スパークリング
グラスの中でキラキラと舞い踊る金箔は、
その見た目だけでも華やかな気分にさせてくれます。
マスカットのようなフルーティーな香りと、
ほんのり果実の甘味が感じられるスパークリングワインです。
普段ワインを飲まれない方にも親しみやすい、やや甘口に仕上がっています。

今様 2019
「日本ワインを愛する会」会長の辰巳琢郎氏がプロデュースした
辛口スパークリングワインです。
古来より日本に自生していた山ぶどうと甲州種を使用し、
シャルマ方式で仕上げました。
2019年ヴィンテージは、ドサージュなしでブリュット・ナチュールに
仕上がっています。
とても鮮やかな色調で、豊かな果実味とフレッシュ感がある味わいが特徴です。
ソラリス ブランデー “龍眼”1985 新発売


このブランデーの元になるワインを醸し、蒸留し、熟成したマンズワイン小諸ワイナリーは、1973年に「龍眼」の栽培とともに誕生しました。
「龍眼」は長野県で「善光寺ぶどう」とも呼ばれる中国原産のぶどう品種です。「龍眼」からつくられるワインは、すっきりとした爽やかな酸味が特徴で、この酸味が蒸留中に豊かな香りを形成します。ワインは、フランスのコニャックから輸入した銅製の単式蒸留器「ポットスティル」で丁寧に二度蒸留され、オーク樽で2019年までゆっくりと熟成しました。
今回のブランデーは、日本ワインを原料に、30年以上熟成した単一ヴィンテージの大変貴重なものというだけでなく、小諸ワイナリーのルーツが詰まった一本です。その歴史とロマンに想いをはせながら、長い時の流れだけがつくり出すことのできる本物の深い香りと馥郁(ふくいく)とした味わいを心ゆくまでご堪能いただければ幸いです。
ソラリス ブランデー“龍眼”1985が、みなさまに至福のひと時をお届けできますことを、心より祈っています。


「龍眼」は長野県で「善光寺ぶどう」とも呼ばれるぶどう品種で、ルーツは「甲州」と同じくカスピ海沿岸に数千年前に自生していたカスピーカ亜系ヴィティス・ヴィニフェラ種と考えられています。シルクロードを超えて中国に入り、日本へもたらされた甲州と同じルートをたどりながら、遅れて日本にもたらされ、長野市周辺で栽培されたものと考えられます。
龍眼とマンズワインとの出会いは1967年。当時の3代目社長・茂木七左衞門が、長野市湯福神社近くの旧家に紫色のみごとな房をつけた大きなぶどう樹を見つけたのが始まりです。
甲州に続く日本ワイン用品種を探し求めていた茂木七左衛門は、当時の醸造学の権威、坂口謹一郎博士に意見を伺いました。そして「それはおそらく善光寺ぶどうだろう。研究したら良いワインができるかも知れない。」との言葉を頂きました。勇躍マンズワインは、当時絶滅寸前ですでに幻のぶどうになりつつあったこのぶどうの調査・研究を開始します。そして、龍眼からワインを造るために生まれたのが現在の小諸ワイナリーなのです。現在、その記念すべき原木は小諸ワイナリーに移植され、その樹齢は100年を越えています。
その後、1988年の収穫直前に小諸で季節はずれの大雪が降り、龍眼の棚のほとんどが崩壊するという出来事があり、欧州系のぶどう品種へ植え替えて再スタートを切って現在に至りますが、それ以前は主に龍眼でワインを造っていました。


「龍眼」からつくられるワインは、すっきりとした爽やかな酸味が特徴です。先人は「龍眼の酸味を活かして最高のお酒を造りたい」と考え、「日本でもコニャックのような最高のブランデーを造りたい」という夢を描いていました。ブランデー原料としては、酸とアルコールが蒸留過程でエステルを生成し豊かな香りを形成するため、酸の高いワインが好まれます。


できたワインは、フランスのコニャックから輸入した銅製の単式蒸留器、「シャラント式アランビック」で丁寧に二度蒸留されます。一回の蒸留は1,500L程度で、蒸留するのに丸一日(9~10時間)かかります。1985年ヴィンテージは、5,737Lのブランデー用ワインから約480Lの原酒が得られました。



蒸留したブランデーの原酒約480Lをオーク樽で1986年から飲み頃になるまでゆっくりと熟成しました。熟成の時を重ねている間に、毎年3%程度のブランデーが蒸発していきます。いわゆる「天使のわけまえ(エンジェルズ・シェアー)」と呼ばれるものです。それが33年間積み重なって、2019年に樽から出した時点で残った原酒は約180Lでした。天使に多くを献上することで、ますます美味しさが増したことでしょう。


2020年11月30日にアルコール度数40%まで加水して壜詰しました。
700mlで396本のみです。色素、カラメルなどの添加は一切しておりません。

「龍眼」から造られた白色のブランデー原酒が、どのような品質のブランデーに変身するか誰にも予想できなかった。長い年月のオーク樽での眠りから目覚めたブランデーをグラスに注いだ瞬間から部屋の中が上品で華やかな芳醇な香りに包まれた。やや赤みがかったきれいな琥珀色、非常に豊かな華やかなエステル香、ヴァニラの香りを中心としたチョコレート、コーヒー、紅茶、ドライフルーツなど複雑さを形成しており、柔らかな舌触りと上品な甘さを持つ繊細な味わいが特徴的である。
やや赤みをおびた透明感あるきれいなアンバー。グラスに注いだ瞬間から非常に豊かでたっぷりとした香りが周囲を満たす。たくさんのエステル、チョコレート、コーヒー、紅茶、ヴァニラ、ドライプルーン、アプリコットなど極めて複雑な香りが持続的に現れる。アタックは柔らかく、熟成したまろやかなアルコールからくる上品で控えめな甘さに、しつこさはまったくない。全体的に軽やかで繊細な印象。

ソラリス 貴腐 2012


「日本の風土で、日本のぶどうから、世界の銘醸ワインと肩を並べるプレミアムワインをつくる」
ソラリスブランドは、その想いとともにはじまり、最高品質のワインをつくるために、その年に収穫したぶどうのポテンシャルを最大限に引き出す努力を、決して惜しむことなく積み重ねてきました。言わば、マンズワインの挑戦の歴史でもあります。
その歴史の一ページに、貴腐ワインへの挑戦がありました。「甘口ワインの王」である貴腐ワインは、世界のワイン愛好家の憧れであるとともに、造り手としても一度は挑戦してみたい憧れのワインのひとつです。
今回お届けするワインは、数は極めて少ないですが、ソラリス20年の挑戦の歴史、たゆまぬ努力の結晶と言えるワインです。ちょうど飲み頃を迎えている「ソラリス 貴腐2012」をお楽しみいただけましたら嬉しく思います。


貴腐ワインは「貴腐」(pourriture noble、noble rot)という特殊な状態になったぶどうからつくられるワインです。貴腐は、ボトリティス・シネレア(Botrytis cinerea)というカビが特殊な条件の下で白ワイン用品種に生育した場合にのみおこります。
貴腐は次のように進みます。まず、適度な湿気のある状態で完熟したぶどうにボトリティス・シネレアの胞子が付着すると果皮全体に菌糸が伸びていきます。その時、大気の湿度があまり高くなければ、ぶどうの水分を消費したところでカビの生育は止まり、ぶどうは糖分が濃縮された乾しぶどうのようになります。また、カビによって果皮の組織が破壊されることによる自然蒸発もこれを助長します。
それ以外の場合、このカビは灰色カビ(pourriture grise)と呼ばれ、ぶどうのみならず、多くの作物の収穫を台無しにする灰色カビ病を起こしてしまいます。
貴腐ができるためには微妙な気象条件が適切なタイミングで訪れ、その時点でカビの胞子がある程度存在している、といういくつもの幸運が重なることが必要です。


貴腐は進行が一粒ずつ異なっているため、収穫は手作業で粒選りし、同じ畑で何度も繰り返し行わなければなりません。醸造は、通常の白ワインと同様に仕込んでいきますが、浸透圧が非常に高いために発酵は酵母の働きが低下して緩慢にしか進みません。
貴腐は、収穫、醸造ともに大変な作業が必要になります。しかし、得られるワインは黄金色で、すばらしい芳香ときわめて濃縮された甘味を持つ高価で長命なものになります。


世界のワイン愛好家、造り手ともに憧れる「貴腐ワイン」をソラリスのシリーズに加えたいという想いは、マンズワインの栽培家と醸造家、両方の願いでした。そこから、2004年に貴腐ワインのプロジェクトがスタートしましたが、湿度が高く、カビの発生が多い日本においても、そう簡単に結果が出るものではありませんでした。
貴腐菌自体が発生しない年、全体に病害が多く腐敗してしまう年、また、収穫を待っている間に雪が降り、えさを求めた鳥たちに食べつくされてしまう年など、苦労が絶えませんでした。レインカットの展開時期を遅らせたり、防鳥ネットを使ったり、貴腐にならない年には翌年まで置いてアイスワインを狙ったりと、様々な試行錯誤を繰り返したのです。
それでもワインにできる量の貴腐がとれ、貴腐ワインを醸造できた年は2006年(145本)、2009年(47本)、そして今回リリースする2012年(137本)、2015年(56本)のわずか4回のみでした。その後、このプロジェクトは、毎年ぶどうの樹に負担がかかり過ぎることを考慮し、2016年を持って終了しています。

2004年、ぶどうの生育期間中に長野県東御市西部、標高約750mにある契約栽培の畑のシャルドネに灰色カビが大発生し、この地区でボトリティス・シネレアが発生しやすい可能性が示唆されました。また、灰色カビは隣接地に影響を及ぼしますが、この畑は周囲にぶどうの栽培地がないことから、その心配もないこの地で貴腐ブドウの収穫を目指しました。



春先から6月までの気温は低めに推移し、ぶどうの生育も平年比で3日ほど遅れていましたが、7月からの3か月は気温が高く、ぶどうの成熟が早く進んで早熟の年になりました。白ワイン用ブドウは、他の成分の成熟前に酸が減少し始めたため、収穫時期の決定が難しい年になりました。
この年、貴腐の進行は比較的早く、11月9日に最初の収穫をおこないました。貴腐になっている粒のみを慎重に選び60kgを収穫。12月20日の2度目の収穫では50kgの貴腐と、(貴腐になっていない)遅摘みぶどうを1,480kg収穫しました。


2012年12月21日、11月に収穫して冷凍保存しておいた貴腐と前日に収穫した貴腐に、遅摘みぶどう70kgを混ぜ、合計180kgで仕込みを行いました。遅摘みのぶどうと一緒に仕込むのは、貴腐の果粒だけでは搾汁が困難なためです。ぶどうを手でもみ潰し(破砕)一晩おいてバスケットプレスで搾ります。バスケットプレスは、たいへんシンプルな構造の小型の縦型圧搾機です。貴腐の果汁は、搾ってほとばしり出る、ということはなく、じわじわとしみ出してきます。丸2日かけてゆっくりと搾り、酵母を添加し、約15℃に設定された樽セラーで発酵させました。


中くらいの濃さの美しい黄金色。トップから豊かな貴腐香が広がる。良く熟した、または乾燥させたプラム、パイナップル、アプリコット、レーズンなどの果実に紅茶、カラメル、バニラなどが加わって、たいへん複雑かつ上品で魅力的な香り。強い甘味と厚みのある味わいはきわめて濃密だが、しつこさはない。口中での香りも持続して、長い余韻。(島崎大)

ソラリス ルシエル 2021 発売


小諸の土地のテロワールを表現することを目指し、フィールドブレンド(混醸)にチャレンジする「ソラリス ル・シエル」。2ヴィンテージ目となる2021年は、ファーストヴィンテージの2020年とは違う個性のワインが出来ました。
まだ収穫日の決定なども試行錯誤で、永年この畑を見てきた経験と感性を頼りに行っている段階ですが、この2ヴィンテージにも違う表情(ヴィンテージ由来)と共通のニュアンス(土地由来)がありテイスティングする際はいつも楽しませてくれています。ソラリス ル・シエルは、是非、ヴィンテージごとの違いも楽しんでいただきたいワインです。
また、熟成による発展性も未知数ではありますが楽しみなワインですので、これから長い目で見守っていただければ幸いです。


新たに混醸にチャレンジしたのは、個々のぶどう品種ではなくその土地・区画でのタイミングで収穫し、より長い時間共に育てることでアッサンブラージュ以上の複雑さ、そしてハーモニーが生まれ、小諸の土地のテロワールを表現できる可能性があるのではと考えたからです。
現代の一般的なブレンドワインの多くは、「アッサンブラージュ」という方法で、品種ごとに栽培、醸造してワインになった状態でブレンドします。一方で「混醸」は、複数品種のぶどうを一緒に搾って発酵させる醸造法です。ル・シエルのワイン造りは、同じエリアの同じ日に収穫したぶどうを混醸する「フィールドブレンド」と呼ばれるもので、近年世界的にも再認識されています。より畑の特徴を引き出すアプローチの一つと考えています。
今回、「お客様が喜ぶテロワールの表現されたおいしいワイン造り」を模索する中で、小諸にシャルドネ、信濃リースリング、ソーヴィニヨン・ブランの3品種が良く出来る土地を見つけることができました。
また、数十年に及ぶ栽培・醸造の経験から、それぞれの品種の特徴をつかんでもいます。品種の割合は、最終的なワインの個性に影響を与えますので、その畑のぶどうの個性を深く理解していることも重要なポイントです。
「混醸」に取り組む下地が十分に整い、「小諸」という土地の新たな可能性をひき出すことにチャレンジできたのです。


アッサンブラージュはそれぞれの品種にあったタイミングで収穫し、出来上がったワインを好ましいと思うバランスに調整できるため、造り手のイメージしたワインに組み立てることが出来ます。反面、人の及ぼす影響は大きくなります。
混醸は畑全体のタイミングを見て収穫するため、そこですべてのバランスが決まります。そのため、よりその土地、品種への理解が必要になり、出来上がったワインにはよりテロワールが表現されると考えています。


![]() | ![]() 小諸ワイナリーに隣接した自社管理畑で、シャルドネのトップキュヴェ「ソラリス 小諸 シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ」の畑とは道を一本隔てた場所にあります。 | |
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![]() 3品種を同日に収穫します。 | ![]() |
![]() | ![]() 3品種(シャルドネ約55%、信濃リースリング約30%、ソーヴィニヨン・ブラン約15%)を混合で全房プレスします。そうして得られた酸化が抑えられたクリアーな果汁を発酵させることで、それぞれの品種の相互作用、果汁の段階から混ざることで沈殿するもの、溶けやすくなるものがあり、より品種間の調和が取れると考えています。 |

2020年は9月から11月まで好天で暑い日が続いたため、酸が落ちるスピードが速く、ル・シエルの収穫は9月24日でした。シャルドネと信濃リースリングは、糖度は低めでやさしい味わいの年でした。そのため、非常に香りがよく出た年となったソーヴィニヨン・ブランの個性が表に出て、柑橘や花のはつらつとしたアロマが魅力的で爽やかなワインとなりました。
それに対して2021年は、9月上旬の雨の後は涼しく良く晴れた日が続いたため、酸の低下は緩やかで、ゆっくりと成熟が進み、ル・シエルの収穫は10月7日まで待つことが出来ました。3品種とも酸度・糖度ともに高いレベルでバランスがとれた理想的なぶどうの出来となりましたので、ワインはボリューム感や厚みを感じる果実味の中にアロマティックで爽やかな要素を持ち合わせた深みのある味わいとなっています。

![]() | ![]() 小諸ワイナリーに隣接する「Le Ciel」と名付けたひと続きの畑から、3品種のぶどうを同日に収穫し、一緒に搾って 発酵させる “混醸”と呼ばれる製法で造りました。シャルドネ、信濃リースリング、ソーヴィニヨン・ブランを使用して います。その土地ならではの風土や個性を意味する“テロワール” の表現にフォーカスしたワインです。 外観は輝きのあるやや緑がかった淡い黄色。豊かな白桃や洋梨などのフルーツの香りに、白い花のニュアンスも 感じます。アタックは柔らかくボリューム感のある生き生きとした果実味を感じ、そのあとからしっかりとした酸味が 現れて爽やかな飲み口にしてくれます。余韻は長く、きれいな果実味にかすかに旨味を感じます。それぞれの品種の要素が融合したアロマティックで爽やか、そして深みのあるワインに仕上がりました。(西畑 徹平) 販売価格:6,600円(税込) |