マンズワインが長野県での有機栽培と垣根栽培によるマスカット・ベーリーAの可能性を探るワイン
長野県小諸市西原地区の自社有機栽培管理畑、マンズレインカット式の垣根仕立てのマスカット・ベーリーAを、10月下旬まで待ってから手作業で丁寧に収穫し、梗を取り除かず房ごと仕込んで(全房発酵)野生酵母で発酵させ、フリーラン部分を中心にフレンチオークの古樽で約8ヶ月間育成しました。国の定める有機JASに適合した方法で、ぶどう栽培からワイン醸造まで一貫した管理を行っています。
マスカット・ベーリーAの可能性、そして日本のテロワールを模索するマンズワインの新たな挑戦の一本です。
外観は紫がかったルビー色。フレッシュなイチゴやブルーベリーなどの果実のアロマに、スミレのフローラルなニュアンスが立ち上ります。口に含むと、瑞々しい果実味が口いっぱいに広がり、きめ細やかなタンニンが心地よさを演出。そして凛とした酸味が味わいを引き締めています。
余韻に残るピュアな果実感に思わず笑顔がこぼれるワインです。
日本ワインコンクール2024 [国内改良等品種 赤]部門 金賞
品種 | マスカット・ベーリーA |
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ぶどう産地 | 長野県小諸市西原地区 |
内容量 | 750ml |
ALC(アルコール分) | 12% |
タイプ | 赤 白 ロゼ オレンジ スパークリング ジュース |
味わい | 辛口 |
渋味 | ほどよい |
飲み頃温度 | 12-14℃ |
栓 | コルク |
醸造責任者 | 西畑 徹平 |
長さ約100キロに及ぶ千曲川に沿った長野県北東部に位置する千曲川流域は、絵画のように美しい渓谷が点在しており、訪れる人を魅了します。少ない降水量、長い日照時間と水はけが良い土壌といった、日本の中でも有数のぶどう栽培に適した土地で、今ではワイナリーやワイン用ぶどう畑も増え、ワイン産地として注目を集めています。
山梨県勝沼町で1962年に創業したマンズワインが、次なるぶどうの栽培適地としてぶどう作りに求められる条件を徹底的に調査し、1971年長野県千曲川流域にいち早く契約栽培地を拓きました。その中心地に小諸ワイナリーを開設したのは1973年のことです。そして今、プレミアム日本ワイン「ソラリス」シリーズとは異なるアプローチで、千曲川流域のテロワールを表現するチャレンジを続けているのが「Chikumagawa」シリーズです。
土地に合う品種を探し求める
千曲川流域の土地を表現するために、試行錯誤を繰り返し新たな品種の可能性を探っています。例えば世界でも栽培が難しいとされるピノ・ノワールや、長野県ではあまり作られていないマスカット・ベーリーA、そのほかマンズワインの独自交配品種などにも積極的に取り組んでおります。
個性を引き出すための栽培と仕込み
千曲川流域の中でも、その品種に合った栽培適地を探します。固定概念にとらわれずに、その土地や品種を活かす仕立て方や栽培方法を試行錯誤しています。細やかな畑の観察と管理が一層求められるビオロジック栽培の取り組みもその一つです。また全房発酵などの仕込み方法も取り入れ、土地の個性を最大限引き出しています。
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