「甲州は熟成には向かない」と言われていた1970年代。「甲州を酸化させずに、熟成させる」という当時の常識を覆すワイン造りに挑みました。
山梨県産の甲州種から造られたワインを空気に触れさせず10年以上熟成。長い熟成の間に、深みのある色合い、複雑な香り、甘味・酸味と微かな苦味が渾然一体となって調和し、ほかのぶどうでは出せない味わいを醸しだしています。
色調は輝きのあるペールイエロー。
フレッシュさを残しながらも、熟成によって生まれた複雑さを感じます。
梅やかりん、杏子の果実香に黄色い花の心地よい香り。上品でありながら伸びやかな酸と甘みがバランスよく調和しています。
長く続く余韻の中で果実の凝縮感と熟成によるまろやかさを併せ持った充実感のあるワインに仕上がりました。
品種 甲州 ぶどう産地 山梨県甲府盆地 ヴィンテージ 2013 内容量 750ml アルコール分 10% タイプ 白 味わい 甘口 酸味 ほどよい 飲み頃温度 8-10℃ 醸造責任者 松本 信彦