ソラリス マニフィカ2018

マニフィカとは


「荘厳」という意味の言葉を冠したワインは、ソラリスシリーズのトップにふさわしい風格と長期熟成に耐える資質を有した、マンズワイン最高峰の赤ワインです。

ソラリスの「東山カベルネ・ソーヴィニヨン」や「小諸メルロー」等のトップキュヴェが傑出した出来となった収穫年のキュヴェを最上の比率でブレンドし、ワイナリーのセラーで長期熟成を経てからリリースされます。
マニフィカの堂々たる味わいをお楽しみください。

「東山×東山」新たなマニフィカ


発売当初、ソラリスシリーズは単一品種のワインのみでした。
そんな中、フランスを代表するカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローのボルドー品種ブレンドのワインを、品質が良かった2002年の東山カベルネ・ソーヴィニヨン、小諸メルローでアッサンブラージュして最上の赤ワインをつくることに挑戦したことがマニフィカの原点です。

その後、テロワールという概念を尊重する、という考えから東山で完結したボルドー品種ブレンドをつくりたいと考え、2008年に東山の地にメルローを植えました。

東山カベルネ・ソーヴィニヨンは、カベルネ・ソーヴィニヨンの銘醸地である上田市の東山地区で最高レベルの収量制限、レインカット栽培による最良の収穫時期の決定、そして選果による完璧な除梗の3点によって、たっぷりとした果実味と上質なタンニンをあわせもった優雅で力強いワインに仕上がります。

東山メルローは、2008年の植え付け以降、ソラリスのトップキュヴェの品質になかなか達することができずにいましたが、「ソラリス 東山メルロー」としてファーストヴィンテージとなった2015は日本ワインコンクールで金賞を受賞するなど傑出した品質に仕上がり、その最初の成果となりました。

そんな品質の良かった2015年のヴィンテージで「東山×東山」の新たなマニフィカが誕生しました。

ぶどう畑

マニフィカを生み出した地「東山」


日本の中でもカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培適地として知られている「東山地区」。
中新世期には海底だったとみられる場所にあり標高550mに達します。
この畑は火山灰性粘土質の土壌で、小諸に比べると砂が比較的多く、砂壌土に近い印象を受けます。
含まれる石にも違いがあり、粘土質の複雑な土壌を掘り起こせば太古の昔、海底だったことを物語る角のとれた1センチ程度の丸い砂利が多く出土します。
力強さだけでなく華やかさを持つぶどうが育ちます。

東山地区の土壌の様子

小諸メルローと東山メルローの違い


小諸メルローは、メルローの栽培適地でありマンズワインが長年取り組んできた「小諸市大里地区」で栽培しているぶどうからつくられます。
このワインになるぶどうの樹は、1989年以降に植え付けされたものを多く含んでおり、凝縮感と安定感のバランスが整ったぶどうが収穫できます。
エレガントで穏やかな味わいの中にも優しい力強さを感じる骨格があります。

一方、東山メルローは、2008年に植え付けした樹齢の若い樹で、小諸よりも比較的温暖な「上田市東山地区」で栽培しているぶどうからつくられます。
力強く、骨格がしっかりとした味わいが特徴で、果実の凝縮感を前面に感じるワインに仕上がります。

ぶどう

テイスティングコメント


外観は黒みを帯びた濃い紫色でエッジにはレンガ色のトーンが見られます。
熟度の高い黒系果実カシスやプルーン、ドライイチジク、そして森の下草やなめし皮、ロースト香も感じられます。アタックから穏やかな酸とドライフルーツのニュアンスが感じられ、きめ細やかなタンニンがアフターまで長く続きます。まだまだ若々しさを兼ね備えているので、ゆっくりと寝かせて楽しめるワインです。

ソラリス マニフィカ 2018


2001年のソラリス発売から、これまでリリースしたヴィンテージは、2002、2006、2009、2012、2014、2015、2017の7ヴィンテージのみです。8ヴィンテージ目となるマニフィカの堂々たる味わいをお楽しみください。

商品画像

ワインデータ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー
収穫地:長野県上田市東山地区
栽培方法:マンズレインカットを使用した垣根栽培
仕込日:
 カベルネ・ソーヴィニヨン:2018年10月11、15、16日
 メルロー:2018年9月28日
醸し期間:約5週間
使用樽:フランス産樽、ミディアムトースト主体
樽熟成期間:約20ヶ月
びん詰日:2020年8月5日
醸造責任者:島崎大、西畑徹平
生産本数:1,046本