小諸ワイナリーのすぐ東側にある川沿いの小さな谷に広がる単一畑で、自社・有機栽培管理によるマンズレインカットを使用した垣根栽培を行っています。この畑のシャルドネは酸の残りが良く収穫時期を遅らせることが出来るため、より複雑な香りのワインに仕上がるのが特徴です。新樽は使用せず、畑とヴィンテージの個性を素直に表現するワイン造りを目指しています。
国の定める有機JAS規格に適合した方法で、ぶどう栽培からワイン醸造まで一貫した管理をおこなっています。

外観は輝きのある黄金色がかったレモンイエロー。若々しさの中に密度のある果実感を予感させる色調。粘性は中程度で、健全な果実の成熟度がうかがえます。
香りは黄色系果実が主体の爽やかなアロマが第一印象に感じられます。
グレープフルーツやシトラスに加え、レモンのコンフィのような甘やかさを伴う香りが広がります。
さらにその奥には、白い花やハーブのニュアンスがほのかに漂い清涼感とともにミネラルや微かな樽由来のニュアンスが潜み、ワイン全体の骨格を静かに支えているような奥行きが感じられます。
アタックは非常にスムーズで、果実のピュアさがストレートに伝わってきます。中盤からは心地よい酸がしっかりと存在感を示し、フィニッシュまできれいに伸びていきます。フレッシュな果実味に加え、グレープフルーツの果皮を思わせるほのかな苦味が心地よいアクセントとなり、味わいに複雑さと奥行きを与えています。ふくよかさと端正な骨格を兼ね備えたバランスの良いスタイルで、若いうちからその魅力を十分に楽しめるとともに、熟成によってさらなる複雑性と深みが期待できるワインです。

ペアリングはシンプルにドフィノワ(じゃがいものクリームグラタン)と。生クリームとじゃがいもの豊かなコクを、シャルドネの伸びやかな酸が心地よく引き締めます。

品種 シャルドネ
ぶどう産地 長野県小諸市諸字別府
ヴィンテージ 2025
内容量 750ml
アルコール分 13%
タイプ 白
味わい 辛口
酸味 ほどよい
飲み頃温度 10-12℃
醸造責任者 西畑 徹平
ソラリス ビオロジック
ソラリス醸造責任者「西畑」の想い
醸造責任者西畑徹平

ソラリスのブランドが設立された20年前頃は「世界の銘醸ワインと肩を並べる味わい」を目指し、手をかけられることはすべて行い品質向上に取り組んできました。
その先人たちの努力のおかげで、「味わい」における品質は十分追い付いてきていると自負しています。
今私が考えているのは、どれだけ自分たちの関わっている土地のポテンシャルを発揮させワインに表現できるか。
そのために最適な栽培や醸造の方法は何なのかを追求していきたいと考えています。
その試行錯誤の一つとして2010年よりビオロジック栽培に取り組み、畑に寄り添った形でのワイン造りに挑戦してきました。
生産量が少ないため、あまり多くのお客様に楽しんでいただくことが出来ないのが残念ですが、「ソラリス」シリーズの新しい一面を感じていただけたら嬉しく思います。

ソラリスにとってのビオロジックとは

より自然な環境でのぶどう栽培

より自然な環境でのぶどう栽培

土地の味わいをワインに表現するためには、何よりもその土地がより自然に近い形になっていることが理想的です。
より自然に近い形の1つとしては、その土地に本来いるべき虫や微生物が存在し、生物多様性が維持された状態になっていることです。
そのために取り組んでいることの1つがビオロジック栽培です。
ビオロジック栽培では特に細やかな畑の観察と管理が求められますが、上手く生態系のサイクルをまわすことができれば生物多様性が維持された、より自然な環境でのぶどう栽培を行うことができると考えています。

畑・ぶどうに対する感性を上げる栽培

畑・ぶどうに対する感性を上げる栽培

ビオロジック栽培に取り組むことは栽培者にとってもポジティブな影響があります。
使用できる農薬や資材など様々な制限があり、問題が発生した際には一般的な農法と同じ対処法を行うことができないため普段からの畑管理が重要になります。
問題が発生した際には原因と対処法について深く考えることで栽培者のぶどうに対する感性レベルを向上させ、より畑やぶどうに寄り添った栽培が出来ることに繋がります。
そしてそれは栽培者自身の心の充実感となり、その充実感が収穫されるぶどうにも伝わると信じています。

より多くの喜びが詰まったワイン

より多くの喜びが詰まったワイン

いまプロとしてワイン造りに携わる上では、地球環境の未来や地域とのつながりなどワインの品質以外のことも考えて仕事をしなければいけません。
ワイン造りとは自然との関わり合いであり、人類の活動によって引き起こされている自然環境の変化を改善することは今を生きる我々にしかできないことです。
私たちの取り組みが生物多様性を維持しその土地を守ることに繋がり、収穫されるぶどうにより多くの「土地本来の味わい=テロワール」を纏わせることができれば、より多くの喜びが詰まったワインとしてお客様にお届けできると確信しています。

ソラリスビオロジックが生み出される畑

ソラリスビオロジックが生み出される畑

ソラリスのビオロジックが生み出される畑はワイナリーのすぐ東側に位置し、畑名は地名に由来し「別府」と呼ばれています。
別府は標高約650m、ゆるやかな南向き傾斜、面積は約34aと小さく、土壌は火山灰性粘土土壌から成り立っています。
ぶどうはシャルドネとメルローが植えられ、樹齢は古い樹では25年程度。
小さな川沿いにある谷のような地形は風の通り道になっているため空気がこもらず、ぶどうは理想的な衛生条件のもとで熟すことができます。

醸造

醸 造

醸造については他のソラリスと同様、丁寧な選果を行い、育成中は入念にワインを観察し、状態に応じてタイミングを見計らいながら手を加えます。
他のソラリスのワインとビオロジックで大きく異なる点は、新樽を全く使っていないことです。
この点は樽からくる香りやタンニンの影響を減らすことでよりぶどう、そしてそれが育った土地にフォーカスされたワインとなると考えているためです。

冷蔵便
テロワールの更なる表現を求めて有機栽培から造られる生産本数577本の貴重なワイン

ソラリス 千曲川 シャルドネ ビオロジック 2025

¥7,150
商品コード
AJ9220
在庫
◯

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